公益財団法人世田谷区保健センターお問い合わせ・お申し込みは TEL:03-3410-9101
文字サイズ縮小標準拡大

各種申込方法交通案内
HOME健康増進検診・健診脳ドック特定保健指導精密検査医療機関の皆様へ健康情報
HOME > 健康情報 > げんき人コラム > 血液でわかる!あなたの健康
げんき人
血液でわかる!あなたの健康 げんき人コラム
血液でわかる!あなたの健康−イラスト体重の約8%を占めている血液。血液を調べてみると、いろんな成分が含まれていて、私たちの生命を維持するために大切な働きをしていることがわかります。

健康な状態では血液中の細胞の数や生化学成分はほぼ一定ですが、病気やケガ等の時に、これらの血液細胞の数や含まれている生化学成分が増えたり減ったりします。

血液の細胞数を測定したり、成分を調べることでからだの状態をチェックできるのです。

世田谷区保健センターの血液検査
当センターの血液検査では、以下の項目を調べチェックしています。

白血球数 赤血球数 ヘモグロビン ヘマトクリット
血小板数 総タンパク アルブミン 総ビリルビン
AST(GOT) ALT(GPT) γ-GTP LDH
ALP アミラーゼ 血糖 HbA1c(NGSP)
総コレステロール HDLコレステロール LDLコレステロール 中性脂肪
尿酸 クレアチニン 尿素窒素 血清鉄
不飽和鉄結合能      

以下に、検査項目の説明と、関わってくる病気についてご説明します。
※各検査項目の[ ]内の数値は保健センターにおける基準参考値です。
※検査項目・基準参考値は(平成29年2月1日現在)のものです

総タンパク
血液中に含まれている100種類以上のタンパク質の総称で、主にアルブミン、γ-グロブリンが占めています。栄養状態が悪いとき、肝機能障害、ネフローゼ症候群などで低下します。
基準参考値 [6.5〜8.2mg/L]

アルブミン
全身状態の良否をチェック。
基準参考値 [3.7〜5.5g/dL]

「脂質異常症」に関わる検査項目
総コレステロールイラスト動脈硬化や虚血性心疾患などの原因となる脂質系代謝のチェックができます。

総コレステロール
細胞を作る成分として、またホルモンやビタミンDなどの原料として大切な役割を果たしている脂肪の一種です。コレステロールが多くなりすぎると、血管の内側の壁にくっついて動脈硬化を引き起こし、高血圧や心筋梗塞の原因となります。
基準参考値 [150〜219mg/dL]

 数値が「高い」場合に考えられる主な病気
   家族性コレステロール血症・糖尿病・動脈硬化症

 数値が「低い」場合に考えられる主な病気
   甲状腺機能亢進症・肝硬変・栄養障害
   肝臓や脳、血管などに栄養が行かなくなり、脳卒中が起こりやすくなります。

HDLコレステロール
血管の内側の壁に付着したコレステロールを肝臓に運ぶ働きをしています。別名、動脈硬化を予防する「善玉コレステロール」。適度な運動により増加し、喫煙や肥満により減少します。
基準参考値 [男性40〜80mg/d ・女性40〜90mg/dL]

中性脂肪
中性脂肪は身体のエネルギー源ですが、高値が続くとLDL(悪玉コレステロール)を増やし、動脈硬化を進めます。また、中性脂肪が皮下や肝臓などに沈着し肥満や脂肪肝などになります。
基準参考値 [50〜149mg/dL]

 数値が「高い」場合に考えられる主な病気
   高脂血症・糖尿病・動脈硬化症・脂肪肝

 数値が「低い」場合に考えられる主な病気
   栄養不良・慢性肝機能障害

LDLコレステロール(別名:悪玉コレステロール)
増加すると動脈硬化を促進することになります。虚血性心疾患の危険因子(リスクファクター)のひとつであるため、高値の場合は早めに改善する必要があります。
基準参考値 [70〜139mg/dL]

数値が高めの方は、コレステロール値が気になる方の食事もご覧ください。


「貧血」に関わる検査項目

赤血球数
赤血球に含まれるヘモグロビンによって体内の細胞に酸素を運び、二酸化炭素を運び出す働きがあります。
基準参考値  [男性438〜577万/μL ・女性376〜516万/μL]

ヘモグロビン
別名血色素といわれるように、人間の血が赤いのは、このヘモグロビンが赤いからです。貧血になると顔色が悪くなるのはヘモグロビンが減少するためです。
基準参考値  [男性13.6〜18.3g/dL ・女性11.2〜15.2g/dL]

ヘマトクリット
一定量の血液中に含まれる赤血球の容積の割合。
基準参考値  [男性40.4〜51.9% ・女性34.3〜45.2%]

 数値が「高い」場合に考えられる主な病気
   多血症 (赤血球が徐々に増え、白血球や血小板も増加。血が流れにくくなって、
    血管がつまりやすくなる)

 数値が「低い」場合に考えられる主な病気
   鉄欠乏性貧血
   病気やケガによる出血が原因の貧血
    (痔・胃潰瘍・子宮筋腫など。気づかないほどの少量の出血でも長期続くと貧血に)
   悪性貧血(ビタミンB12の不足)

血清鉄
赤血球に含まれるヘモグロビンの材料となります。出血性貧血や食事からの摂取が不足すると低値になり、溶血性貧血では高値になります。
基準参考値 [男性60〜210μg/dL・女性50〜170μg/dL]

不飽和鉄結合能
鉄欠乏性貧血では高値に、悪性貧血・肝疾患などでは低値になります。
基準参考値 [男性120〜330μg/dL・女性110〜425μg/dL]

数値が高めの方は、貧血予防の食事もご覧ください。


その他の「血液疾患」に関わる検査項目

白血球数
感染症など炎症性の病気や白血病などで増加。減少すると防御反応が低下します。
基準参考値 [3500〜9700/μL]

血小板数
止血作用があります。極端に少ないと出血しやすくなります。増加する場合は血栓症に要注意。
基準参考値 [14.0〜37.9万/μL]
臓器説明イラスト

「腎疾患」に関わる検査項目

尿素窒素
体内のタンパク質が分解された後の最終的産物。腎臓機能以外のいろいろな因子に影響されるので、異常値の場合は尿素窒素とクレアチニンの比を見ることが大切です。タンパク質をたくさん摂ったときや軽い脱水症状で高くなることがあります。
基準参考値 [8.0〜20.0mg/dL]

 数値が「高い」場合に考えられる主な病気
   腎機能障害・心不全・消化管出血

 数値が「低い」場合に考えられる主な病気
   肝硬変・肝臓がん

クレアチニン
体内のタンパク質が分解された後の最終的産物。腎臓の排泄機能障害の程度で高い値になり、尿素窒素より食事や運動の影響を受けず安定した結果がわかります。
基準参考値 [男性0.65〜1.09mg/dL・女性0.46〜0.82mg/dL]

 数値が「高い」場合に考えられる主な病気
   腎不全・うっ血性心不全

 数値が「低い」場合に考えられる主な病気
   筋ジストロフィー・長期臥床


「痛風」に関わる検査項目

イラスト 尿酸
尿酸は、プリン体という物質からできていて、老廃物として尿といっしょに排出されます。尿酸が腎臓から排泄されなかったり、プリン体を多く含む食品を取りすぎたりして尿酸が増えすぎると、尿酸塩という結晶になります。それが足の親指の付け根などに沈着して炎症を起こし激しい痛みの発作を起こします。尿酸値が高い状態が続くと動脈硬化を促進し、心臓や腎臓に悪影響を及ぼします。
基準参考値 [男性3.6〜7.0mg/dL・女性2.7〜7.0mg/dL]

 数値が「高い」場合に考えられる主な病気
   痛風・腎機能障害・アルコール多量摂取・動脈硬化

CHECK!
尿酸値を適正に保つには
体重がオーバーしている人は、減量を心がける。
うっすらと汗をかく程度の運動を行う
水分をたっぷり取り排泄を促す
プリン体の多い食べ物
プリン体の多い食べ物イラストなど
※プリン体…細胞の核に含まれる核酸成分のひとつで、体内で分解し尿酸がつくられます。


「膵疾患」に関わる検査項目

アミラーゼ
膵臓から十二指腸に分泌される消化酵素です。膵細胞が破壊されると血液中に出てくるため、数値が高い場合は膵臓の障害が疑われます。唾液腺にも多く含まれています。
基準参考値 [39〜134V/L]

 数値が「高い」場合に考えられる主な病気
   膵炎・膵臓がん・耳下腺炎


「肝疾患」に関わる検査項目

AST(GOT)・ALT(GPT)
体のタンパク質を構成するアミノ酸の造成を促進する酵素です。AST(GOT)は心臓、肝臓、骨格筋の3ヵ所に集中し、ALT(GPT)は肝臓に最も多く含まれています。従って肝臓や心臓に障害が起きて細胞が壊れると、これらの酵素が血液の中に流れ出すのです。
基準参考値 [AST(GOT) 10〜40U/L・ALT(GPT) 5〜45U/L]


 AST(GOT)が「高い」場合に考えられる主な病気
   心筋梗塞・急性肝炎などの肝疾患

 AST(GOT)とALT(GPT)が「高い」場合に考えられる主な病気
   急性肝炎・慢性肝炎・脂肪肝・肝硬変・肝臓がん

γ-GTP
主に肝臓・腎臓・膵臓などに含まれている酵素です。肝臓や胆道に障害があると血液中の値が上昇して肝臓病発見の手がかりとなります。またアルコールをよく飲む人は高値を示しますので、アルコール性の肝機能障害を見つける指標となります。
基準参考値 [男性…79以下、女性…48以下U/L]

 数値が「高い」場合に考えられる主な病気
   急性肝炎・アルコール性肝機能障害・肝臓がん・脂肪肝・胆道疾患


CHECK!
肝臓病を予防するには
「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓は、自覚症状が現れにくいため定期検診が大切です。予防のためには日頃から食生活に気を配り、仕事と休養のバランスも考え、正しい生活習慣を身につけましょう。
肝臓をいたわる生活習慣
余計な薬(ドリンク剤など)は必要以上に飲まないイラスト脂肪の多い製品は控え目に
過激な運動は避け、睡眠を十分とる
肝機能の回復を早める良質のタンパク質やビタミン、ミネラルをたっぷりとる
お酒は控えめに、週に1〜2回は休肝日を
余計な薬(ドリンク剤など)は必要以上に飲まない


肝臓に関わるその他の検査項目

総ビリルビン
黄疸、肝疾患、胆石などで高値になります。
基準参考値 [0.3〜1.2mg/dL]

LDH
細胞内で糖がエネルギーに変わるときに働く酵素のひとつで、肝疾患、心筋梗塞などで高値になります。
基準参考値 [120〜245U/L]

ALP
胆道系の細胞膜に多く含まれていて、肝・胆道疾患や骨の病気でも高値になります。
基準参考値 [104〜338U/L]

「糖尿病」に関わる検査項目

血糖
血糖は糖尿病発見の手がかりとなります。血液中のブドウ糖のことを血糖といい、体をつくっている様々な細胞のエネルギー源となる大切な物質です。膵臓から分泌されるインスリンやグルカゴンなどのホルモンによって調節されています。
基準参考値 [70〜109mg/dL]

 数値が「高い」場合に考えられる主な病気
   糖尿病・急性膵炎・膵臓がん・肥満

 数値が「低い」場合に考えられる主な病気
   高インスリン血症・肝硬変・肝臓がん

HbA1c(NGSP)
糖尿病コントロールの指標。現時点より、1〜2ヶ月の血糖値と相関
基準参考値 [4.6〜6.2%]

CHECK!
糖尿病を予防するには
自分に合ったカロリーを摂取し、バランスのとれた献立を、規則正しく取る

バランスのとれた献立イラスト
  汗ばむ程度の運動も心掛ける
汗ばむ程度の運動イラスト
HOMEに戻る

Copyright (C) 2009 Setagayaku Hoken Center All Rights Reserved.