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肝臓を知り早期発見 げんき人コラム
肝臓を知り早期発見−イラスト
我慢強さが裏目にでます
肝臓がん(肝がん)は東南アジア、東アジア、そしてこの日本でもたいへん多い病気で、増加の一途をたどっています。

肝臓画像10年くらい前の肝臓がんの原因は80%が肝硬変からでしたが、最近では肝炎ウイルスとみられています。

肝臓はそれ自体の新陳代謝も盛んなため、ダメージを受けても意外と症状がでにくい臓器です。つまり、見つかりにくいのが特徴。

肝臓が『沈黙の臓器』と呼ばれるのはそのためで、黄疸などの表面的な症状がでる頃にはかなり症状が重くなっていると考えてください。

やはり大切!早期発見
しかし、ある意味ではほかのがんに比べて発見しやすいという特徴もあります。

というのも、日本の肝臓がんの患者さんの多くがなんらかの慢性肝機能障害を患っていたことがわかっているからです。

つまり、健康で正常な肝臓の人がある日突然肝臓がんにかかるといったことは例外的にしかありえないことであり、次に挙げるような肝臓病を検診でしっかりチェックしていれば肝臓がんは見つけやすいとも言えます。

ですから、肝臓がんの最大の原因・肝炎を早期に発見することがますます重要なポイントとなります。

様々な肝臓病
次に様々な肝臓病と自覚症状をご紹介します。

急性肝炎
急性肝炎には主に次の3つが挙げられます。

ウイルス肝炎
急性肝炎の中で最も多いウイルスによって起こる肝炎。A型、B型、C型(非A非B型のうちの一種)であり、A型は主に開発途上国で、なま水やなま物を介して感染し、B型、C型は主に輸血や性交渉を通じて感染します。

アルコール性肝炎
お酒の飲み過ぎがきっかけとなって起こります。右上腹部に鈍痛を感じたり、わけもなく腹痛や下痢を繰り返したりします。

薬剤性肝炎
薬が原因の肝炎です。その多くは抗生物質によるものですが、特に薬やその病名に特定のものはありません。長期的な服用によるものと、即効的なアレルギー反応によるものとに分けられます。

慢性肝炎
急激に悪化するまで自覚症状が出ず、気づかないうちにかかっていることも珍しくない病気。肝臓病になれば必ずでるように思われている黄疸も、慢性肝炎ではあまり現われません。

肝硬変
肝炎ウイルスやアルコールが原因で肝臓が硬くなってしまう、肝臓がんにもっとも移行しやすい恐ろしい病気です。一般的に手のひらが赤くなったり(手掌紅斑)、腹部の一点から血管が蛇のように放射状に広がったり(メドゥサの頭)、腹水がたまる、ガスがたまるなどの自覚症状があります。

脂肪肝
飽食の日本で最近非常に増えてきている、栄養の取りすぎ、肥満が原因の肝臓病。かなりひどくなってもほとんど症状がなく、ほっておくと肝機能がどんどん低下します。  怖いのは、どの病気も平均的に、体のだるさ、食欲不振などの症状がでるため、風邪と間違えてほっておき、発見が遅れることです。また、必ずしも、肝臓病の原因=アルコールではありません。お酒を飲まないから肝臓は大丈夫とは決して思わないでください。安易な自己診断で手遅れにならないよう、風邪かなと思っても変に長引くようであれば、専門医の元で正しい診断を受けましょう。


肝臓がんの検査方法
それでは、世田谷区保健センターが行っているいくつかの検査方法をご紹介します。

血液検査(健康度測定を受けた方のみ)
肝臓に関してはGOTやGPTと呼ばれる酵素の値を調べます。肝細胞が壊れたり、死んだりすると数値が増えるので、異常を発見できます。GOTの正常値は10〜40です。GPTは5〜45です。

詳しくは、健康度測定ページの血液検査をご覧ください。

腹部超音波検査
体内に一定の振動数の超音波を送り、その反射波をモニターに肝臓の断面画像として表示し、異常の有無を調べます(写真・)。体の外から肝臓に直接針をさして組織を採取する肝生検を行う病院もあります。

詳しくは、超音波検査ページの腹部超音波検査をご覧ください。

CT検査
コンピュータ断層撮影法の略。体にX線をあて、臓器のX線吸収差をコンピュータで計算し、体の断面画像を作り出す方法です。(写真・)  保健センターでは、ヘリカル(らせん状)撮影ができる装置で検査を行っています。20秒ほど呼吸をとめていただいている間に、肝臓全体を撮影します。  肝臓のCT検査では、造影剤を用いて撮影することがあります。造影剤が病変部に吸収される画像から、肝臓がんや血管腫などを診断します。

詳しくは、CTの紹介ページをご覧ください。

MRI検査
磁気共鳴映像法の略。磁気と電波を使用して、見たい断面を縦、横、斜めなど自由に画像としてあらわすことのできる検査です。

保健センターでは、平成15年2月に静磁場強度が1,5テスラの最新装置に更新しました。高速撮影ができるため、従来よりも検査時間が短く、画質も向上しています。肝臓のMRI検査では撮影条件をいくつか変えて、CT検査と同様に呼吸をとめて撮影を行います。頭部、脊椎、四肢などでも撮影条件を変えた画像を見比べて病変を診断します。

詳しくは、MRIの紹介ページをご覧ください。
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